2024.10.02

 国立大学法人横浜国立大学(神奈川県横浜市、学長:梅原 出)の「横浜国立大学ときわの森」が環境省の「自然共生サイト」認定を受けました。
「自然共生サイト」とは民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する制度です。認定区域は保護地域との重複を除き、「OECM(*)」として国際データベースに登録されます。
(*):Other Effective area-based Conservation Measures, 国立公園などの法的に設定された保護地域以外で、生物多様性を効果的に保全する地域公的な保護地域以外の企業              

 このたび認定を受けた「横浜国立大学ときわの森」は、横浜の都市部に位置するにもかかわらず古くから森が残されており、多様な生態系や希少な植物や在来植物が生き残っていることなどが評価されました。

 本学ではこれまで、環境省が主導する「生物多様性のための30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」への参加や緑地保全のため緑地区分を認定し、区分の特色に合わせた管理と、それを活かした活動を進めてきました。
 今後も自然地形に沿った機能配置の継承、潜在的自然植生を踏まえた環境保全林の維持など自然と共生した多様な外部空間を形成することで、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。

横浜国立大学の敷地における緑地と,その区分状況.(登録地は A,B,C,E,F,I,IIの一部)

関連リリース

2024年9月27日
「令和6年度前期「自然共生サイト」認定結果について」

2023年10月11日
「生物多様性のための30by30アライアンスへの参加について」

本件に関するお問い合わせ先

横浜国立大学 総合学術高等研究院
E-mail:ias-ims@ynu.ac.jp