横浜国立大学における高等研究院の設立経緯と狙い

2014年に世界水準の科学研究を推進すべく先端科学高等研究院(IAS)を設立しました。IASは量子技術やエネルギー分野に特化し、卓越性を追求する研究拠点として着実に実績を重ねています。高等研究院の歩みはこれにとどまるこ2023年に多様性を重視した分野横断型の総合学術高等研究院(IMS)を新設しました。それぞれとなく、の研究院は、IASがテクノロジードリブン型で先進技術を深耕する量子情報研究センター(QIC)や先進化学エネルギー研究センター(ACERC)を中心とした体制であり、IMSはビジョンドリブン型で社会課題の解決を目指す台風科学技術研究センター(TRC)や豊穣な社会研究センター、半導体・量子エレクトロニクス研究センター(SQIE)を中心とした体制を組み、新たな学術分野の創造と社会実装を推進しています。
二つの高等研究院は国際的な研究ネットワークの構築にも積極的に取り組み、海外の大学や研究機関との連携を強化するなど国際性に富んだ研究者が活躍する環境を拡大し、多様な研究グループの形成を促進しています。これらの取り組みを通して、先進性と多様性を融合させた知の統合と社会価値の創造を目指した研究力の一層の向上を図っています。
総合学術高等研究院 副高等研究院長
吉川信行